久良岐公園。横浜市港南区、南区、磯子区にまたがる自然公園。30年前、ここの池でよく釣りをして遊んだ。
今も子どもとザリガニを捕りに行ったり、サッカーをしに行ったりはするが、池での釣りは30年ぶり。久しぶりに赤虫とタナゴ用の針、とうがらしウキを買い、釣りをしてみる。30年も経つと、池の様子は少し変化している。真ん中にあった島はなくなっているし、水深も少し浅くなっているよう。
それでも池の中には様々な生物が顕在で、ブルーギルのような外来種もいることはいるが、大きなコイもクチボソもしっかりと子孫を残して生き続けている。こんなに小さな池にブルーギルがいたら、それこそ在来種と呼ばれる魚たちはいなくなってしまうというのが、生態系を語る先生方の論理なのだろうが、クチボソもコイ(コイは在来種ではないが)も、ザリガニも、モエビもしっかりと生きている。自然に近い状態で残された小さな池にはしっかりと生態系が維持されているのだ。
そうだとすると、日本一デカい琵琶湖で在来種が減少したというのは、本当は人間のしわざなのではないか?なんてことを感じてしまう。
さて。30年ぶりのクチボソ。久しぶりの、述べ竿に小さなウキという極小仕掛けはちょっと手間取ったが、ウキを見て釣る釣りはやっぱり楽しい。釣れるとやはり感動がある。
釣りキチ三平が、ロバート(だっけ?)に「ぶっとい仕掛けで大きな魚を釣るのがビッグゲームなら、細い糸と小さな針で小さな魚を釣るのもビッグゲーム・・・」(タナゴ釣り)と言っていたことを思い出した。